三重県桑名市の介護施設、れんげの里では、デイサービスなどの介護福祉サービスを行っています。

れんげの里への道

初めまして。れんげの里代表取締役社長 松本大といいます。

 もともと医療ソーシャルワーカーという仕事を してましたので、世間の人が味わったことのない体験はたくさんしました。

 医療ソーシャルワーカー(以下MSWとします。)、世間での認知度も低い職業なので、詳しくお知りになりたい方は下記のホームページもご確認ください。(理事もさせていただいています。)

三重県医療ソーシャルワーカー協会

 大学卒業後、新卒からの5年間、名古屋の医療機関に勤務して、その後平成12年4月に地元桑名の民間総合病院に赴任することになりました。折りしも『介護保険制度』が施行され、介護事業のビッグバンが起こった頃でした。

 医療業界では介護保険を受け皿にして、長期入院患者(いわゆる社会的入院患者)を退院させようという動きが一気に加速しました。

 ある日突然、病院という「生活の場」から立ち退きを迫られる高齢者やその家族からの相談に乗り、「次の行き先」を一緒に探すのがボクの主な仕事でした。

 当時桑名は多度・長島との合併前で、約10万人の人口でしたが、医療ソーシャルワーカーを名乗って仕事をしているのは唯一ボク一人で、市内の公立病院に入院している患者さんからの相談にも乗っていました。

 相談に来る人の中には「身寄りは無く、年金も僅か。病院なら老人医療の低所得者控除でなんとか費用は払えるが、介護施設は料金が高く入所できない。先生(Dr.)は『もう治療するところは無い』と言うが、10年も入院していたので、今更一人暮らしは出来ない。だいいちアパートは入院した時に引き払った・・・」というような人もいて、その人が入所できる施設を一緒に探したり、遠い親戚を頼りにして、なんとか少しでもお金を援助してもらえないか頼んだりしてました。

 たぶんこの頃すでにボクの心のどこかに「こういうお年寄りが安心して身を寄せられる場所が必要だ」という思いが芽生えていたんだと思います。

 今では信じ難い話ですが、入院歴37年、同じく34年という、「長老」が病院に棲んでいました。ずいぶん昔の話のように思いますが、介護保険が始まった頃、つい8年前の出来事です。

 ボクが生まれる前から病院にいた人たちは、時代の変化を感じながら「次の行き先」へ移ることなく、病院を「終の棲家」として、その年のうちに昇天されました。

 葬式は斎場の控え室で執り行い、喪主はボクがつとめ、本人が持っていた少しのお金は遺骨とともにお寺に渡して、無縁仏の永代供養代にしてもらいました。 37年間過ごした病室は、次の日には救急患者が入院し、何事も無かったかのように急性期病棟の日常が続いていました。

「自分らしく生き、自分らしく死ぬ」

 たしかに本人次第、個人の価値観だけれども・・・ 37年もの間、一度でも「それでいいの?」と誰か問いかけてあげたのだろうか。 れんげの里の介護サービスは、どちらかというと「おせっかい」です。でも「人として」言わずにおれないのです。

 病院勤めの時、「喪主」は業務外になると思います。 ただ、ボクしかMSWが居なかったので周りの人は「そんなもんだ」と思ってくれたようです。でもボクのあとからMSWになった後輩に、「喪主は業務ですか?」と質問されたら説明のしようがありません。

ボクの価値観を押し付ける訳にはいかないです。

医療ソーシャルワーカーの思い出話はまだまだいろんな事がありまた。また別の機会にお話させていただきます。

(代表取締役社長 松本大のブログ 2008年9月23日より)

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